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そろそろ、花火の季節である。
花火は、打上げて、パーンと爆発したら最後、それでおしまい。
これだけ瞬間的に消費される芸術も少ないのではないか?
しかも下衆な話だが、お金もものすごくかかるらしい。
科学技術がこれだけ進化したのなら、ずっと見え続ける花火も開発してほしい。とりあえず、1分くらいを目標に開発するのが望ましいのではないか。経済効果も高そうだ。
などというのは、戯言で、花火は瞬間を楽しむ芸術である。
絵画や写真は瞬間ではないが、元は瞬間の時間を切り取って固定したものである。人は瞬間的、刹那的な物に美しさを感じるのかもしれない。
では、人の身体はどうか?
人の身体もある意味、刹那的である。
10年もすれば、誰でも見た目は変わる。
それだけではない。実は一分前の自分と今の自分は、正確には違う。細胞レベルでは、つねに変化しているからである。身体組織の八割は、半年ほどで、ほとんど別の物質に入れ替わるらしい。
つまり、半年前の自分と今の自分は、ほとんど別な身体なのである。
人の身体が美しく見える理由は、刹那的な美しさへの無意識の心理があるからかもしれない。
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