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「背骨のゆがみ」は怖い?
「背骨のゆがみ」という言葉は、このサイトで多用されている言葉です。でも、具体的にはどういう状態をいうのでしょうか?
ここでは背骨のゆがみとは何なのか、その「ゆがみ」をほっておくとどうなるのかをご紹介します。
「背骨のゆがみ」をほっておくと、怖いことになるかもしれません。

 

「背骨ゆがみ」ってなに?

「背骨のゆがみ」とは、なんなんでしょうか?
このサイトでは背骨の機能が低下した状態を意味する言葉として使っています。
「背骨のゆがみ」は
大きくわけて、以下の3つの状態があります。

(1)背骨の「部分的な動きの異常」
(2)背骨の「全体的な動きの異常」

(3)背骨の「見ための異常」
通常、背骨のゆがみは「部分的な動きの異常」から始まり、「見ための異常」へと進行していきます。それでは具体的にみていきましょう。

 

「背骨のゆがみ」は背骨の「部分的な動きの異常」から始まる。
「ゆがみ」の多くは、何らかの原因によって背骨に「部分的な動きの異常」がおこることで始まります。
この「動きの異常」とはなんでしょうか?
背骨の重要な機能として、身体の丈夫な支柱としての働きと、身体の柔軟な動きをつくる働きがあります。背骨は堅すぎても柔軟すぎても機能しません。
よって、背骨の「動きの異常」とは、背骨が堅くなりすぎた状態、又は、柔軟になりすぎた状態をさします。多くの場合、背骨は堅くなりすぎることで異常をおこします。
※図は、模式的な動きです。

正常の背骨は、全体がスムーズに動く。


矢印の背骨が、動きが堅くなっている。これが「部分的な動きの異常」。


「部分的な動きの異常」が「全体の動きの異常」に。

背骨の「部分的な動きの異常」をおこす原因はいろいろです。
運動不足、悪い姿勢、悪い動作、ケガ、反復動作、加齢など、個人によって違います。ただし根本的には、背骨の一部分に強い負荷がかかり、その部分の動きが異常になる事が原因です。この「部分的な動きの異常」は、「全体の動きの異常」に進行します
。これは何故でしょうか?

背骨は全部で25コの椎骨(ついこつ)という個別の骨がつながって構成されています。この沢山の椎骨がまるでひとつの「背骨」として機能しているのです。この「くさり」のような構造が、「背骨の柔軟性」を生む反面、「ゆがみ」を作りやすくしています。
何故なら、背骨の「くさり」の一部に「サビ」ができると、背骨全体に影響を及ぼすからです。

右の図は、背骨と、肩の骨を模式するとどうなるかとい図。背骨はちょうど鎖のように表現できる。

 

「部分的な動きの異常」が「全体の動きの異常」に。

時計に例えて考えてみましょう。
時計はたくさんの歯車がそれぞれ協調して動く事で正常に機能しています。
この歯車の一つに「サビ」ができたらどうでしょうか?
錆びついた歯車の影響で、他の歯車も動かなくなり、時計は止ってしまいます。
背骨も同様で、「部分的な動きの異常」、つまり「部分的なサビ」ができると、全体の動きに影響して「背骨全体の動きの異常」がおこるのです。


赤い歯車がさびついている。そのために時計全体がとまってしまう。

 

「動きの異常」から「見ための異常」へ
最初、背骨の「動きの異常」は、見た目にはほとんど変化しません。徐々に異常が進行すると「見ための異常」が現れます。これは何故でしょうか?
例えば、格闘技の選手などは普通の人に比べて身体の「見ため」が、ガッシリしています。これは、普通の人より身体を使うことで、骨、筋肉、他の組織が変化したためです。
このように、身体の「動き」に合せて身体は「見ため」を変化させます。同様に、背骨の「動きの異常」も長期に渡るとその動きを行なう骨、筋肉、他の組織が変化して、「見ための異常」をおこすのです。

=動きの異常=
初期は、動きの異常が多い。
動きの異常が続くと、右のような見ための異常がおこる。


=見ための異常=

 

「見ための異常」は、必ずしも「背骨のゆがみ」ではない。
どのように「背骨のゆがみ」が形成されるか、おわかりいただけたでしょうか?
ところで、よくある質問に「私の背骨は曲がっているんですけど、大丈夫ですか?」というものがあります。この質問で重要な事は、見ためで背骨が曲がっていることは必ずしも「異常なまがり」ではないとういう事です。
例えば、人間の心臓は左にあります。背骨は発達の段階で心臓をよけるように右に曲がる場合があります。つまり、これは生理的なもので「正常な曲がり」なのです。先も述べたように「背骨のゆがみ」は、「動きの異常」が進行したものです。よって、「背骨の曲がり」は必ずしも「背骨のゆがみ」ではないのです。

心臓をよけるため、人によって背骨は右に側弯する。

 

「背骨のゆがみ」は、ほっておくとどうなる?
「背骨のゆがみ」がどのように形成されるか、おわかりいただけましたか?
では、「背骨のゆがみ」はどのような事をひきおこすのでしょうか?
それでは段階をおって見ていきましょう。

 

「背骨のゆがみ」は身体のバランスを崩す。

人間が「直立」できるのは、シーソのように「テコの原理」をつかって最小の筋力で身体を支えているからです。
背骨はこのシーソの軸です。よって「背骨のゆがみ」はシーソの軸をずらしてしまいます。軸がずれればテコのバランスは崩れてしまいますね。
このために部分的な筋肉や関節に負荷をかけてしまうのです。こうしておこる代表的な症状として次のものがあります。


シーソで大事なのは、左右の手のバランス

肩こりの多くはテコのバランスが崩れておこる。
腰痛、肩こり、首の痛み、背中の痛み、四十肩、五十肩、 頭痛、不良姿勢、O脚、X脚など
これらは、「背骨のゆがみ」の初期、部分的な動きの異常の時におこりやすい症状です。
「身体を支えるテコの原理」

 

「背骨のゆがみ」は、自律神経系に悪い影響をおこす。

背骨の「ゆがみ」が長期に及ぶと、自律神経にも悪影響を及ぼします。
自律神経とは内臓器官を調整、制御している神経です。
自律神経の働きが低下すると、いろいろな内臓器官の機能低下がおこってしまいます。代表的な症状は次のようなものがあります。

だるさ、やる気がでない、不眠症、集中力減退、胃腸の不調、便秘
動悸息切れ、足のむくみ、月経痛、冷えなど

これらは「背骨のゆがみ」がある程度進行した状態、全体的な動きの異常の時におこりやすい症状です。
「自律神経について」

 

「背骨のゆがみ」は、神経に影響を及ぼす。

背骨は神経を通すパイプのようなものです。
背骨のなかには、脊髄という神経の幹にあたるものがあり、ここから神経の枝が全身に伸びています。背骨のゆがみは、神経の根元の部分を障害してしまいます。根元が障害されると、その先の枝の全てが機能低下してしまうのです。
こうしておこる代表的な症状として次のものがあります。

坐骨神経痛、頭痛、腕のしびれ冷え、部分的な筋力低下など

これらは「背骨のゆがみ」が、かなり進行した状態、見ための異常の時におこりやすい症状です。
「神経とは?」

 

 

「背骨のゆがみ」は、「骨の変形」をひきおこす。

さらに「背骨のゆがみ」が進行すると、どうなるのでしょうか?
「背骨のゆがみ」がさらに進行すると、骨が変形してきます。
「背骨のゆがみ」は、背骨の関節に強いストレスをかけ続けます。
ストレスにさらされた関節は、ストレスに負けないよう、
新たに骨組織を増殖させます。
骨はトゲのように伸びていくため、「骨棘(こつきょく)」といいます。この骨棘は、神経などを圧迫して重度の神経障害をおこす場合があります。こうなると、カイロプラクティック治療では改善は難しくなります。
このように、背骨のゆがみをほっておくと怖いことになるのです。


背骨が変形することで、神経が障害をうける。

 

「背骨のゆがみ」はカイロプラクティック治療で改善。

「背骨のゆがみ」は、初期のうちに治療しておけば改善は容易です。症状が進行すると、それだけ改善は困難になります。
「背骨のゆがみ」を改善するには、カイロプラクティック治療がもっとも有効です。
カイロプラクティック治療では、「動きの異常」をおこしている背骨の部分に特殊な刺激をすることで、適切な機能を回復させます。
できるだけ早い段階、できれば症状がおこる前に「背骨のゆがみ」は改善しましょう。

おわり

 

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